第94回 研究会 2023.2.11(土)@Zoom

日程

日程:2023年2月11日(土) 13:30~17:15(13:25~入室可能)
会場:Zoom(前日の夜までにURLをお送りします。)

参加方法 

参加費:500円
参加申込(必須):以下の①~③の手順で,申し込み及び入金をお願いいたします。

2月6日(月)昼12:00までに「研究会参加申込」ページよりお申込ください。
申込時に問題が生じた場合は,参加申込専用メールアドレス<sanka@jsl-kanji.com>までご連絡ください。

②JSLKの口座(ゆうちょ銀行)に参加費の入金をお願いいたします。
口座番号は「参加受付完了メール」でお知らせいたします。
入金期限は,2月9日(木)昼12:00までです。

③(①②が完了した方にのみ)2月10日(金)夜までにZOOMのURLをお送りします。

発表(2件)

タイトル:漢字学習の個別化、グローバル化の試み
発表者:栗原由加、関かおる、尾崎久美子(神戸学院大学、神田外語大学、国際基督教大学)
内容:本発表では、文字教育研究会がこれまでに行った調査結果、ワークショップ実施内容、制作したサンプル教材等を適宜紹介しながら、日本語学習者が漢字を楽しく、自律的に学ぶための工夫と仕組みを提案する。提案の特徴は、漢字学習を語彙学習に位置づけ、「教材の個別化」と「漢字学習システムのグローバル化」の二つを構想の要とする点にある。この構想では、誰もが漢字教材を作ることと使うことの両方に参加でき、さらに日本語学習者どうしは、ネット環境さえあれば、居住地を問わずグローバルネットワークでつながることができる。(2021年度科学研究費助成事業基盤研究C(21K00640))

タイトル:日本の小学校の漢字学習の多様性を求めて-非漢字圏の社会で育つ子供たちへの漢字教育の観点から-
発表者:朴正恩(ガティノ読み聞かせ会)
内容:日本の子供たちは日常生活で漢字に接する環境で育ちながら絵本では漢字が制限されている。三つの文字の使い方が明らかであるのにも関わらず子供たちに漢字かな交じりの絵本が提供されていなく、学校教育でひらがなを学習したあと漢字学習が始まるのだが、その反対の教え方はできないのだろうか。非漢字圏の社会で子供たちは絵本でさえ漢字に触れることがなく、継承語としての日本語学校で提供される教科書を手にしたとき初めて<漢字>という文字に接する。そして教師は教え方に悩み、日本語学習者は漢字学習が苦になってモチベーションをなくす。このような問題を改善するためには日本国内の漢字学習の多様性が求められると考えるが、そのためには何が必要なのか、考えてみたい。


ワークショップ

タイトル:初級漢字学習は独学でいい?-ひとりで学ぶメリット・デメリットを考える-
発表者:濱川祐紀代(早稲田大学)
内容:COVID-19をきっかけにオンラインレッスンが始まり、現在はまた、教室に集まってのレッスンに戻りつつある。この状況の中で、先生方は漢字指導の方法を見直さなければならなかったのではないだろうか。自習型で進める学習スタイルに切り替えた学校もある。学校でオンデマンド教材を作成したケースもある。いまだ模索中の学校もあると聞く。出版されている漢字学習用教材を見ると、自習で進められるような形態のものも多い。「読めればよい」という声が教師からも学習者からも聞かれる。ニーズの多様性だけでなく、様々なツールや教材が開発されている今、初級漢字学習が独学でも進められるのか、そのメリットとデメリットを検討したい。


交流

内容:自由におしゃべりしたいという声を受け,ブレイクアウトルームに分かれた交流の場を設けます。気軽におしゃべりする機会になればと思います。(時間の都合上,割愛されることもございます。あらかじめご了承ください。)

地震・停電への対応について

何らかの問題が生じ,研究会を延期または中止とする場合は,研究会HPにお知らせを掲示し,さらに参加申込者全員にメールにてお知らせいたします。

会誌購入のお願い

その他

情報更新日:2023年01月17日